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CASE STUDY

おにぎり作り体験を通じて、人と人、そして世界と日本を繋ぎ、名古屋の魅力をグローバルに発信。
身体も心も健やかにするウェルネスな食文化体験をもっと。

株式会社 en-kitchen Chiakiさん
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名古屋で、卵・乳・小麦を使用しない野菜カフェを経営し、フードコーディネートやレシピ開発、ケータリングなど食に関して幅広く活動する料理家Chiakiさん。日本そして世界の食文化の観点から見た“食のウェルネス”について、お聞きしました。

料理家Chiakiさんが考える、食を通じての“ウェルネス”とはどういうことでしょうか?

カフェでお出しする料理において、“ヘルシー”を大事にしています。おいしいものを食べると幸せな気持ちになるように、人の身体と心は繋がっているので、ヘルシーなものを食べることだけでは、“ウェルネス”とは言いきれないと思っています。誰と食べるか、どういうシチュエーションで食べるか、どんな気持ちで食べるかも、とても大事だと思います。

そんな“ウェルネス”な食体験を提供するイベントをいろいろ開催されているそうですね?

はい、食×アーティストコラボのイベント「健美会」を開催しています。音楽や写真など、心に届く部分を掛け合わせた料理を楽しんでいただく食事会です。そして、無農薬野菜を栽培している農家さんのお話を私が語りながら、その野菜を食べるという「試食お話会」もやっています。身体にいいと知っていても、まだ一般的とは言えない無農薬野菜について理解を深めたうえで実際に味を知っていただくというものです。また先日は、外国人の方に向けたワークショップイベントも開催しました。

Chiakiさんは、ニューヨークやオーストラリアへ料理の勉強に行かれたり、カナダでも料理教室を開催していると伺いました。海外の方に向けた日本の食文化の発信は、ぴったりの役割ですね。

ありがとうございます。今回のワークショップは「おにぎりを握る」という内容で、無農薬栽培のお米を炊くところからやりました。一言でおにぎりといっても、日本人にとっても三角形や俵形などさまざまな形があります。参加者の皆さんには、好きに握っていただくことにしたら、形も大きさも中の具も、本当に自由なものができあがりました(笑)。海外の方にとっての「おにぎりを握る」という感覚は、日本人のそれとは全く違うんですね。参加者さんの国籍もいろいろでしたが、皆さん終始笑顔でおにぎり作りを楽しんでいて。国を超えて一人ひとりが、このワークショップを通じて、おいしいお米で身体に、たくさん笑う楽しい時間で心に、ウェルネスを感じてくれたと思います。

─ 素敵なイベントですね。自作のおにぎりをお弁当に、市中にお出かけしたんですね。
今後は、名古屋における“食のウェルネス”をどのように広げていきたいと考えていらっしゃいますか?

そうですね、私は各国の料理に触れてきて、例えば、ヴィーガンやグルテンフリーなどいろいろな食の習慣・摂り方に、世界は当たり前に対応していることに気づきました。日本は、まだ食についての対応が難しい状態にあることが現状です。インバウンドの方々がせっかくの日本で食べたい料理が食べられないという状況を無くし、食習慣の選択肢を増やすことを推進したいです。
また、名古屋近隣では、赤味噌やお酢のように料理に欠かせない調味料を製造している工場が多くあります。そもそもの食材の原点を知って、名古屋の食を楽しんでいただけるようにできたらと考えています。

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株式会社 en-kitchen

この事例はウェルネスタイル名古屋フレンズ
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