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CASE STUDY

「なごみ、やすらぎ、うるおい」−老舗の技から生まれる、和菓子を通じたウェルネスな体験をさまざまな人に届けたい

尾張名古屋 亀屋芳広 代表取締役 花井芳太朗さん

名古屋に本店を構え、創業77年を迎える菓子舗「亀屋芳広」。
アスリート向けエナジー補給あんこ「An Charge」の開発など、老舗としての伝統の枠を超える革新的な挑戦とその想いについて伺いました。

毎年全国からランナーが集う名古屋ウィメンズマラソンで、亀屋芳広さんでは、アスリート向けSPORTSあんこ「An Charge」をエイド(補給食)として配布されたそうですね。

和菓子の新しい可能性のひとつとして、自分たちが毎日丹精込めて炊いているあんこを、もっと喜んでもらえるものにできないかとずっと考えていました。そんなとき、Wellnestyle NAGOYAから商品開発に向けたお話をいただいて、私自身や社員がランニングをしたり、ジムに通ったりしていたことをヒントに、あんこの「使い方」に視点をおいて、アスリートに向けてやってみようと思ったんです。

「製餡」の作業は、繊細です。亀屋芳広のあんこは、全国より厳選した小豆と砂糖を使用し、熟練のあんこ職人が無添加で作っています。
産地や年によってどうしても違いのある原料を使いながら、いつも同じ味のおいしいあんこを作ることができるのは、原料の状態に合わせた絶妙な調整技術があるから。

実は、あんこは水分量が多いほど消化吸収が早まりますが、水分が多いと無添加では日持ちがしづらい。無添加でかつおいしさはそのままに、手軽に効率よく糖分補給できるために、ギリギリの柔らかさと鮮度で商品化する。これは、私たちが70年以上で培ってきた製餡技術があるからこそ実現できた、他には真似できない領域だと自負しています。名古屋ウィメンズマラソンをきっかけに非常に大きな反響をいただき、名古屋のあんこ文化の新たな強みを感じることができました。今では全国のアスリートの方からお問い合わせをいただいています。より良いものをお届けしたくて、現在もなお商品の改良を続けているところです。

花井さんは「ウェルネス」という言葉をどのように捉えていらっしゃいますか?

私は、和菓子の本質は「なごみ、やすらぎ、うるおい」だと思っているんです。 和菓子は、自分で食べても、誰かに差し上げても、そこに笑顔が生まれますよね。甘いものを一口食べると、疲れが取れて、心が解ける感覚。私にとってのウェルネスとは「自分の機嫌を自分で取ること」。そのための大切なツールが和菓子なんです。体を動かして汗を流すのも素晴らしいウェルネスですが、忙しい日常のなかで和菓子を食べて「あぁ、幸せ」とホッとする瞬間も、同じくらい素晴らしいことだなと。「Wellnestyle NAGOYA」のウェルネスの考え方と、私たちが大切にしている和菓子がもたらす「なごみ、やすらぎ、うるおい」は、とても深く通じていると感じています。

最近では、海外の方への文化紹介や体験教室も積極的に行われているそうですね。

はい。特に大きく情報発信している訳ではないのですが、輸出や体験教室も非常に多くの引き合いをいただいています。もともと、海外の方から和菓子の美しさに興味を持っていただいていました。でも、和菓子の魅力は見た目だけではありません。私たちが特に大切にお伝えしているのは「菓銘(かめい)」という和菓子独特の文化です。季節の風物や情景、歴史や文学をなぞらえて、その菓子に名前をつける。まるで俳句や和歌のように、その名前から情景を想像して、味とともに心でも味わいます。体験教室では、この菓銘について丁寧にお話しします。すると、ただ美しい、おいしいだけでなく、深い感動が生まれるんです。お団子ひとつにしても、その背景にある物語を添えることで、おいしさは何倍にも深まります。そうした「心の豊かさ」を届けることも、私たちの仕事だと思っています。名古屋に根付く歴史や文化に深く触れること、これもウェルネスな体験のひとつではないでしょうか。

創業77年を迎えられ、これからも変わらず大切にしていきたい信念は何ですか?

私たちの経営の軸にあるのは「共に」という言葉です。社員と共に成長し、お客様と共に、地域と共に幸せになることを考えています。これまでも、これからも亀屋芳広は「名古屋の街の菓子屋」です。おいしい和菓子を食べたくなったら、ふらりとお店に寄って気軽に買える。そんな菓子屋であり続けます。伝統を守りながら、時代に合わせた変革を恐れず、名古屋の街の皆さまに一番愛される和菓子屋を目指し続けます。

この事例はウェルネスタイル名古屋フレンズ
登録事業者によるものです

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